阪神・高橋遥人が支配下復帰「うれしい。1軍の戦力になれるように」【一問一答】
阪神は20日、育成・高橋遥人投手(28)を支配下登録することを発表した。背番号は入団時と同じ「29」。22年4月に「左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術」、昨年6月には「左尺骨短縮術」および「左肩関節鏡視下クリーニング術」と度重なる手術を乗り越え、支配下復帰を果たした。鳴尾浜で取材対応した高橋の一問一答は次の通り。
-今の気持ちは。
「手術もさせてもらって、背番号も今年から変わって。最初に目指すところは支配下登録だったので、それができてうれしいです」
-球団から言葉は。
「投げられるようにもなって、だんだん球数も見えてきて。そういうのもクリアできたので、これから戦力になってくれることを期待して、という感じでした」
-2桁の番号になってどうか。
「ここまでずっと何年も投げることができなかったので、それをまた返せるように、ここからまた頑張っていこうと思いました」
-背番号は。
「29番です」
-育成の期間振り返って。
「そんなに気持ちは変わらなかったし、投げられない中、29番をずっとつけさせてもらっていたので、ちょっとホッとしたというわけじゃないけど。僕で枠を使っていたところもあったので。それはそうだよなと。…質問忘れました、すみません」
-苦しい期間を振り返って。
「すごいもどかしい、悔しい気持ちもあったけど、ケガしたことで知らない世界とか、いろいろな人の支えとか。ケガしている人の苦しみとかすごく分かったので。分かったというか、いろいろ感じることがあったので、人的には大きくなれたかなと思う」
-具体的に支えになったこと。
「トレーナーさん、理学療法士の方には一番近くでケガの具合とか見てもらっていたので。気持ち的にすごく落ちることとかあったんですけど。そういうところですごい支えていただきました。あとはファンの方も投げられない中でもずっと応援してもらえたので、またマウンドに立つところを見せたいとすごく思えました。すごく感謝しています」
-ここから目指すところは。
「1軍の戦力になれるように、これからもっと状態を上げていければと思います」
-ファンの声は耳に届いていたか。
「そうですね。練習とかグラウンドの行き来でも声をかけてもらうことが多かったので。そういう人たちにまたマウンドに立つ姿を見せたいとすごく思いました」
-あらためて意気込みを。
「投げられなかった期間が長かった分、ここからそういうのを返していけるように一生懸命頑張っていきたい」
-ファンに一言。
「またマウンドで活躍できるところを見せられるように頑張りますので、また応援よろしくお願いします」
-気持ち、プレーで変化を感じることは。
「ケガする前とかもすごい緊張したと思うし、今も投げる前はすごい緊張するので。逆に、すごい懐かしい、こんな感じだったなと思いながら、前日とか当日も過ごしている。1週間の過ごし方がリハビリしているときと今は全然違う。そういう意味では『戻った』のかなという感じです」
-伝えられたのはいつか。
「先ほど。なんでこんな人いるんだろうと思ったので。さっきっすね。10分前くらい、15分くらいですね」
-練習中はいつも通りだったか。
「そうですね、暑いなと思いながらやっていました」
-伝えられた瞬間の気持ちは。
「驚き…そうっすね、そんなにすごい、ものすごい良いピッチングってわけでもなかったので、まあでも、わかんないです。でも、うれしかったのはうれしかったです」
-ここからスタート、と思ったか。
「スタート…そんなことないですけどね。投げている時からそう思っていたので、また違う緊張感で投げられたので、いい緊張感を持っていたので、これからも続けていければ」
-29番も空けてくれていた。
「すごい空けていただいていたので球団には感謝したいですし、手術も何回もさせていただいて感謝してるんですけど。でも毎登板、そこを目指して投げていたので、なれてよかったなと思います」
-イニングが伸びていった、手応えは。
「そうですね、4月でしたっけ、復帰したの。その時に比べたらボールはちょっとずつ変わってきてるのかなと思うので、ちょっと良くなっているなと思って投げています」
-今も早く1軍戦力に、と。今年投げたい。
「そうですね、いや、どうですかね。でも期待に応えられるように精いっぱいやるだけです」
-リハビリ期間に1軍戦は見ていた。
「ずっとではないですけど、ちょいちょいかな、たまにでもないですけど、たまにかな。たまに見て、みんなすごいなっていう気持ちです」
-モチベーションには。
「いや、ないですかね。ほんとにすごい、ただただすごいと思って見ていたので。モチベーションとかではなく、自分は自分のことをしようって、1年前からそう思う時があったので」
-自分がマウンドに立っていたのに、なぜ「すごい」と思うのか。
「今の僕より全然すごいボール、もちろん投げているし、2021年が最後なので、22年とかは悔しい気持ちがあったんですけど、そう思いすぎると落ちる時もあるので。自分は自分のことを精いっぱいやろうって思ったのが去年くらいからだったので、今は人と比べちゃいますけど、比べないように、比べてるというより、すごすぎるんで、比べてるわ。まあそうっすね、悔しいとかは今はないですね」
-手術して復活へ、不安などは。
「手術する場所が多いので、不安はあったんですけど、手術してくれたお医者さんとか、リハビリしてくれるトレーナーさんとか、理学療法士の方とか、そういう人を信じて、やってこれたので。そんなに不安ないことはなかったですけど、やるしかないという感じで」
-最後の由宇の登板は気合入った。
「いや、いつも気合入っているので、一応。まあでもしっかりイニング投げれたので、不安はいつもあったっすけど、任されて球数投げられてよかったです」
-支配下は一番誰に伝えたい。
「両親じゃないですかね、すごい気にしてくれていたので」
-伝えるのはこれからか。
「そうですね、さすがに」
-チームメートとは。
「まだです」