阪神・高橋遥人、佐藤蓮、川原陸が支配下に復帰 高橋は背番号「29」

 阪神は20日、育成の高橋遥人投手(28)、佐藤蓮投手(26)、川原陸投手(23)を支配下登録することを発表した。高橋は元の背番号「29」に戻り、佐藤蓮は「98」、川原は「92」を付ける。

 高橋は22年4月に「左肘内側側副靱帯再建術」、昨年6月には「左尺骨短縮術」および「左肩関節鏡視下クリーニング術」を受け、今季は育成契約を結んでいた。

 4月17日のウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)で復帰登板を果たしてからは徐々に段階を上げてきた。ここまではウエスタン9試合に登板し、13日の同・広島戦(由宇)では8回完投を果たした。

 支配下登録を伝えられ、「手術もさせてもらって、背番号も今年から変わって。最初に目指すところは支配下登録だったので、それができてうれしいです」と笑顔。「1軍の戦力になれるように、これからもっと状態を上げていければ」と力を込めた。

 佐藤蓮は上武大から20年ドラフト3位で入団した右腕。22年は右肘痛や腰痛など度重なる故障の影響でウエスタンの登板も9試合にとどまり、同年オフに育成契約。今季はここまで中継ぎとしてウエスタン30試合に登板し1勝0敗1セーブ、防御率2・12と結果を残してきた。

 支配下に復帰し、「今月いっぱいっていうのは分かっていたところなので、そこまでは自分のできることをやろうっていうのは決めていた。それがどんな結果になっても悔いなくやろうっていう風には思っていたので、結果的に支配下に戻れたので、すごいうれしいです」と喜んだ。続けて、「強い真っすぐと自信のあるカーブで、どんどんバッターを押していく、バッターを圧倒できるようなピッチングをしたい」と意気込んだ。

 川原は創成館から18年ドラフト5位で入団した左腕。1年目から度重なる故障に苦しみ、21年オフに育成契約。22年、23年は2軍でもなかなか結果が出なかったが、23年秋季キャンプで岡田監督から評価を受けた。今年の春季キャンプでも1軍の対外試合に登板し、評価を上げてきた。

 「まずうれしい気持ちでいっぱいです」と支配下復帰を喜び、「僕が育成になっても、家族や友達、チームメートだったり、支えてもらった方々が多いと感じてたので、しっかり1軍で結果出して恩返しできるように頑張りたい」と意気込んだ。

 創成館時代に同学年でチームメートだった野口は昨年秋に支配下登録となり、現在は1軍で活躍。「うれしい気持ちもありましたし、もっと僕もやらないといけないなという気持ちもありましたし。高校から一緒に頑張ってきた友達なので、これから僕も頑張って上に上がって一緒に頑張っていけたら」と1軍での共闘を誓った。

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