阪神・川原 3年ぶり支配下復帰 高校の同級生・野口の活躍に刺激「負けないようにやっていかないといけない」
阪神は20日、育成選手の川原陸投手(23)と支配下選手契約を締結したと発表した。背番号は「92」に決定。
川原は3年ぶりの支配下復帰となった。「うれしかったし、頑張ろうという気持ちになりました」。19年は腰痛、21年は左肩痛を発症。投げたくても投げられない日々を過ごした。支えてくれた人への感謝は尽きない。
「しっかり1軍で結果を出して、恩返しできるように頑張りたい」
創成館の同級生でもある野口の存在も大きかった。プロ入りは先だったが、支配下は先を越された。「負けないようにやっていかないといけない」。戦友として、良きライバルとして1軍で一緒にプレーするという目標ができた。
背番号「92」は藤川球児氏もつけたことがある。ここからがスタート。ウエスタンでは30試合に登板して1敗、防御率2・86と結果を残してきた。「1軍で活躍するのがベスト。ここからが本当の勝負」。苦労人が1軍の舞台へと駆け上がる。
◆川原 陸(かわはら・りく)2000年12月12日生まれ、23歳。長崎県出身。186センチ、89キロ。左投げ左打ち。投手。創成館高では3年春に選抜大会8強、夏の選手権大会は初戦敗退。18年度ドラフト5位で入団。21年オフに育成選手契約を結ぶ。