阪神・近本 球宴無安打も「雰囲気は楽しめた」社高後輩・辰己と談笑、新井監督と打撃論に花 充実の2日間
「マイナビオールスターゲーム2024・第2戦、全セ10-16全パ」(24日、神宮球場)
表情は終始にこやかだった。2年ぶり4度目となる球宴。阪神・近本は快音を響かせられなかったが、「1本出ても出なくてもこの雰囲気は楽しめたので、それはよかった」と雰囲気を満喫した。
第2戦は三回の守備から途中出場。五回無死はマチャドの152キロを仕留められず右飛に倒れた。六回1死一、二塁は鈴木昭のスライダーを一ゴロ。八回1死二塁は今井に対してフルカウントから3球ファウルで粘ったが、9球目のスライダーで見逃し三振。それでも球界を代表する投手らとの対戦を楽しんだ。
過去3度はお祭り男だった。1年目の19年には第2戦の甲子園で5打数5安打を記録し、史上2人目となるサイクル安打を達成。MVPも獲得した。21年は第1戦(メット)で2安打を放ち、球宴新記録となる7打席連続安打を樹立。今回も新たな記録を期待されたが、お預けとなった。
充実した時間を過ごした2日間だった。「すごくよかった」と、第1戦の前には社高の後輩である辰己と談笑し、新井監督とは打撃論に花を咲かせた。
26日の中日戦(甲子園)からは後半戦が始まる。収穫を糧にチームの先頭に立ち、勝利へ導く。