阪神2軍・和田監督「ケインらしいホームラン」福島のランニング弾を絶賛 西純は「状態自体はちょっとね」
「ウエスタン、阪神5-2広島」(26日、倉敷マスカットスタジアム)
阪神は球宴明けとなる後半戦を福島の2ランを含む5得点で制し、上々の滑り出しを見せた。
創志学園出身の西純が先発。プロ初の凱旋(がいせん)登板で4勝目を挙げた。8安打ながらも6回2失点としあいを作り、持ち味のフォークを生かして7奪三振とした。九回に登板した漆原は降格後初登板で1安打無失点とアピールした。
打線は相手の失策が絡んで二回に2点を先制。2死二塁から福島がウエスタン1号となるランニング本塁打を放ち、さらに2点を追加した。
和田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-福島がランニング本塁打。
「ケインらしいホームランというかね。相手外野手のミスジャッジもあったけど、足がもつれながらしっかりホームまで走って、まあ結果がホームランだったけど、やっぱりまさしくもうヒットの延長みたいな形で、しっかりと。やっぱりあそこの追加点っていうところ、非常に大きい1打だったんで。今日は相手先発、左ピッチャーだけどあえていかしたけど、しっかりと食らいついて追い込まれてからだったけどね。いいバッティングできたね。その1本で終わらずにもう1本打ってたっていうのがね、やっぱりこれは技術の向上にも自信にもつながるしね。右左関係なくいけますよっていうような、そういういいアピールになったんじゃないかな」
-いつもと違う球場でも後半1戦目で1打席目から結果を出せた。
「そういう意味では、1週間ほどゲームが空いたけど、その中でシートしたり実戦に近い形のことをしてきたんで。地方球場っていうこともあるけど、そういう意味ではみんなすんなり球宴明けの1戦目を迎えられて。しっかり1つエラーは出たけどね、エラーは付きもんなんで、地方球場だからこうだったっていうようなプレーはなかったよね」
-先発の西純は凱旋登板。
「状態自体はちょっとね。初回から球もあんまり走ってなかったし、制球っていうところでもちょっと苦労はしてたけど、本当に悪いなりにっていうピッチングができて、しっかり6回まで投げられたんでね。逆に言うと、なんとか持ったっていうような感じだったけど、ちょっとこっち戻ってきてからまだ先発で2戦目かな。あんまり長いイニングを投げられなかったんでね。今日やっと6回投げて、またこの暑さもあったし。大変だったと思うけど、こっからは少しでも多い球数、長いイニングを投げていけるようにやってってほしいね」
-漆原は降格後初登板で1回無失点。
「うん、最初のバッターにヒットは打たれたけど、球の走りもいいしやっぱりマウンドを見てても、1軍で投げてるピッチャーだなっていうような違いはみんなに見せてくれたんで。かなり1軍でも起用されて、しっかり抑えてきてたんでね。ちょっと疲労が取れた感じはあるよね。結構投げてたんでね。そういう意味ではもう一回状態取り戻して、1軍で勝負できる、そういうレベルの状態に戻してほしいね」
-後半1戦目をしっかり勝てたことはチームの勢いに。
「うん、勝ち負け最優先ではないけど、やっぱり勝つことでね。いいものも、また勝って反省点もいろいろ出てくるんで、試合に入るとね。そういう意味では、勝って反省できるっていうのは非常にいいことだと思うんでね。ゲームに入ると勝ちにこだわりながらやっていくんだけど、やっぱり今日みたいな引き締まったゲームが明日以降もできるようにやっていきます」
-明日の先発は。
「伊藤将」