“夏男”阪神・佐藤輝が先制V打 大山も続いた 2人アベック打点で今季6連勝 初回タイムリー2本は今季初

 「阪神5-1中日」(26日、甲子園球場)

 銀傘に止まったセミの鳴き声は大歓声にかき消された。難攻不落の左腕から口火を切る一打。得意の夏を迎えた阪神・佐藤輝がギアを上げた。

 初回。村上が無死二、三塁からクリーンアップを打ち取って無失点でしのいだ。「粘って投げていたので」。右腕の気迫に4番が結果で応えた。

 初回2死二塁。小笠原の浮いたスライダーを捉え、鋭い打球を右前に運ぶ。二走・近本の好スライディングもあり、先制打となった。「ランナーを絶対にかえす気持ちで打席に入った。何とか点を取れて良かった」。チームの初回得点は6月16日・ソフトバンク戦以来、26試合ぶり。小笠原からは今季16イニング目にして初得点でもあった。

 佐藤輝は続く大山の右前打で二塁から生還。初回の適時打2本は今季初で、2人がアベック打点を記録すれば今季6連勝となった。

 六回無死でも中前打を放ち、7試合ぶりのマルチ安打。チームとともに後半戦初戦で最高の滑り出しを見せた。

 村上、森下と並んだお立ち台では夏について問われると「好きです」と答えた。「いいんじゃないですか、盛り上がれるんで。寒いよりは」と笑う夏男。実際に昨季も後半戦に圧倒的な成績を残している。

 オールスター後の58試合は224打数72安打で打率・321、14本塁打、50打点。本塁打と打点は後半戦だけで半分以上をたたき出した。

 「もっともっと“熱い夏”にします」。残り52試合。何度もファンの胸を躍らせることができれば、リーグ連覇が近づいてくる。

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