阪神・岡田監督 甲子園100周年に熱い思い「雨降ってスパイクで入ったら怒られとったもん、じいやんに」一問一答
阪神の岡田彰布監督(66)が29日、甲子園球場が開場100周年を迎える8月1日を前に取材に応じ「甲子園で育ってるからな」などと〝聖地〟への思いを語った。30日からの巨人戦(甲子園)に向けては「ええ試合になるんちゃう」とニヤリ。以下、一問一答。
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-甲子園開場100周年という数字は。
「100年いうても、お前(笑)まあ、そら(開場は)大正(13年)やろ。大正やもんなあ。すごいなあ」
-幼少の頃から甲子園を見てきた。
「俺とこは、一番近いのは日生球場やったけどなあ、近鉄の。大阪球場も近かったし。でも、やっぱりな、甲子園っていうのは。小さい時から見に行ったことないよ、日生も。大阪球場は、俺はリトルホークスやったからな、行っとったけどな」
-甲子園の魅力とは。
「魅力っていうか、高校野球としてな、第一目標いうたらおかしいけどな。プロになるまでの過程では、やっぱりまず甲子園に出たいっていうな。そういう高校の3年間の目標があるよな。それが甲子園やからな」
-土のグラウンドは野球の原点みたいなもの。
「そうそうそう。だから雨降ったらグラウンドなんか入れてくれへんかったよ。雨降ってスパイクで入ったら怒られとったもん、じいやん(藤本治一郎氏)に。『入んな!』いうて。だから運動靴に履き替えてな、芝生も入れてくれへんかったよ」
-ラッキーゾーン復活など、今後に向けて私見はあるか。
「ラッキーゾーンどうなんやろ。もう作らんやろなあ、分からへんけど。いらんと思うけどな。ピッチャーが反対するやろ」
-甲子園には甲子園の野球がある。
「そらもう、(試合の)進め方が全然違うよ、甲子園と神宮じゃ。それはあってええと思うで。地の利というかな、ホームゲームが有利な形でないとな。甲子園は広いから、ずっと投手王国というか、ピッチャーにええ選手、すごい選手が出てるやんか。そういうことだと思うよ」
-屋外球場の野球の方が面白い。
「そら全然面白いよ。(ドームは)花火大会できへんやん(笑)。打ち上げてるとこあるけどな、低い花火を」