阪神・岡田監督 桐敷は「最低限の仕事してくれた」 3イニング連続併殺も動じず、打線上昇に手応え

 「阪神5-1巨人」(30日、甲子園球場)

 後半戦の分水嶺(れい)となるかもしれない3連戦の初戦を取った。阪神・岡田彰布監督は「3ランが大きかったですね」と、1点リードの六回に飛び出した大山の3点本塁打をたたえた。首位・巨人とは3・5差。甲子園は8月1日の開場100周年を前にお祝いムードに包まれていたが、負けられない一戦でもあった。

 初回から3イニング連続で併殺が続いたが、岡田監督が動じることはなかった。「そんないつもいつも(打線が)つながってたら、試合終わらへんやんか(笑)」。打線の上昇を実感しているからこその余裕だった。

 五回に前川の適時打で先制すると、六回に大山の本塁打で加点。八回にも森下の一発でダメを押した。2安打の佐藤輝を含めた中軸に当たりが戻り、「夏に調子が上がってくるというバッターは、いいバッターやと思うよ」と選手への信頼を口にした。

 4点リードの七回には1死満塁で才木に代えて桐敷を投入。七回裏に打順が回る才木を投げ切らせる選択肢もあったが、丸を迎えたところで好相性の左腕にスイッチ。「最低限の仕事をしてくれた」と執念の継投で反撃を許さなかった。

 五回終了後にはTUBEのスペシャルライブが行われたが、観賞することはなかった。「けっこうタバコ吸えたわ、ゆっくり」とベンチ裏で過ごし、後半の戦いに考えを巡らせた。今季2度目の5連勝で首位と2・5差に迫った。このまま一気に宿敵の背中を捉える。

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