記念球を受け取った阪神・藤本コーチの所作が素晴らしい ボールの汚れを手でこねるシーンも

 1回塁、左前に適時打を放つ及川(投手・グリフィン)=撮影・山口登
 1回、及川が適時打を放ち、岡田監督は驚いた表情を見せる(撮影・山口登)
 1回、左前へ適時打を放つ及川(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神-巨人」(31日、甲子園球場)

 阪神の及川雅貴投手が3点を先制して迎えた初回2死満塁から、巨人・グリフィンの148キロ直球を捉え、左前適時打を放った。

 5年目の及川にとって、これが記念のプロ初安打となったが、二塁走者の木浪が本塁で憤死したこともあって、記念の一打の余韻に浸る時間はなかった。それでも筒井一塁コーチが記念の一打であることを把握しており、藤本三塁コーチが捕球した巨人・岸田を経由して記念球を受け取ると、ワンバウンド送球で黒土が付着したボールの汚れを両手でこねるようにしてきれいにするしぐさがあった。

 最後はトスでベンチの選手に渡り、及川が座る位置へ届けられた。

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