阪神・木浪 満塁男打!驚異の打率・571 初回猛爆4点導いた「いい流れを作ることができて良かった」

 1回、中前へ2点適時打を放つ木浪(撮影・立川洋一郎)
 1回の攻撃を終えベンチ前で笑顔を見せる木浪(撮影・石井剣太郎)
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 「阪神9-6巨人」(31日、甲子園球場)

 塁が埋まれば埋まるほど、集中力は研ぎ澄まされる。打たねばならぬところで打つ。それがこの男の真骨頂。満塁男の阪神・木浪のバットがいきなり火を噴いた。

 1点を先制し、なおも2死満塁の初回。押せ押せムードが高まる中、打席を迎えた。カウント1-1からの3球目、グリフィンが投じた直球に反応。コンパクトに振り抜いた打球は中前に弾んだ。「野口がつないでくれましたし、満塁でランナーが残っていたので、何とか1点でも多く取ろういう気持ちでした。初回からいい流れを作ることができて良かった」と、貴重な追加点を奪う2点適時打となった。

 勝負強さを発揮した一撃。これで今季満塁では7打数4安打6打点で打率・571と驚異の成績を残す。昨季も満塁打率・444、1本塁打、19打点と好成績をマークした。「1点取ってこっちに流れを持ってきたいという思いもありましたし。ネクストから何とかつないでくれと思っていたので。そういう気持ちがあったからだと思う」と静かに闘志を燃やし、打席に入っている。

 1年目から大事にするのは打席に向かうまでの準備。打席が終われば配球表を記入し、試合後には動画をチェックする。「自分のスイングもそうですが、どういう形で打ち取られているのかを見ます。それが終われば、次の日に対戦する先発投手を見てます」と復習、予習を欠かさない。

 しっかりとイメージを膨らませて立つ打席。「前日に分析し、狙い通り来たとしてもその1球を仕留められなかったら意味がないので。1球で仕留めるというのが理想」と確実性も高めてきた。

 甲子園が100周年を迎える日を前に6連勝と勢いに乗る。「いま、すごい流れもいいと思う。そのまま乗っていけるように。自分もしっかりその流れに乗っていけるようにしたい」。見据えるのは次の白星。木浪は勝つために目の前の一戦に全力を注ぐだけだ。

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