阪神・高橋 支配下復帰後初先発7回0封9K 2軍戦で好投 最速146キロ 1387日ぶりバンテリン「懐かしいな」

 「ウエスタン、中日2-2阪神」(31日、バンテリンドーム)

 1軍での登板を思い浮かべて力投した。支配下復帰後、初めて先発した阪神・高橋が7回4安打無失点。バンテリンドームでの登板は2020年10月13日の中日戦以来、1387日ぶり。95球を投じて球場内が沸くほどの際どい制球も光らせ、最速146キロを計測した直球を軸に9三振を奪った。

 背番号29になっても謙虚な姿勢は変わらなかった。「だいぶバック(野手陣)にも助けられた。片山さんと今年初めて組ましてもらって、すごいいい球を引き出してもらった」と感謝の言葉が先に出た。息詰まる投手戦の中、直球系の球は「まだまだ」としていたが「それでも試合作れたんで、いいピッチングだったかな」とうなずいた。

 観客がどよめく制球力を見せたのは七回。先頭・石川昂にカウント1-2から外角低めの絶妙なコースに直球を投げ込んで見逃し三振に。歓声と大きな拍手が送られた。二回まで難なく三者凡退。三回以降は毎回走者を背負ったが「落ち着いて投げ切れた」と二塁すら踏ませなかった。

 この日は試合開始が午前10時20分で、鳴尾浜での試合より2時間も早かった。「いつも(練習で)ピッチングしてる時間なんで、いつもと一緒やなと。朝活完了って感じです」と真向きに捉えた。時間と場所がガラリと変わっても“遥人節”全開。「2020年に投げたなって思った。匂いとか懐かしいなって」。今度は1軍でこの地に帰ってくる。

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