【藤田平氏の眼】巨人に3連勝の阪神 昨季のような攻撃力を見せ始めた打線 勝負の後半戦へ岡田監督の考えが形となってきた

 「阪神9-2巨人」(1日、甲子園球場)

 阪神が甲子園100周年の日に快勝、球宴を挟んで7連勝を飾った。先発のビーズリーが6回3安打2失点で今季5勝目。打線は初回2死満塁で前川が戸郷から2点適時打を放つと、5試合連続2桁安打で5月24日の対戦でノーヒットノーランを食らった相手を攻略した。デイリースポーツ評論家・藤田平氏は「勝負の後半戦へ岡田監督の考えが形となってきた」と評価した。

  ◇  ◇

 誰もがチャンスメーカーにもポイントゲッターにもなれている。打線が昨季のような攻撃力を見せ始めた。甲子園球場開場100周年。勝負の後半戦へ岡田監督の考えが形となってきた。

 まず初回に6番・前川が先制の2点打。そして五回は前川と7番・木浪が連続タイムリー。前半戦は得点機で迎えた『7番・捕手』で流れが止まる場面が目立った。連勝スタートは木浪が8番から7番に打順を変えた21日・広島戦から。後半戦で岡田監督は7番が重要だと考えたのだろう。

 森下、佐藤輝、大山のクリーンアップが好調だからこそ3人が好機をお膳立てして6番や7番で走者をかえせる。また、後半戦から1番・近本が出塁し、2番・中野が犠打で送る形も整い始め、攻撃にリズムが生まれている。

 一方、先駆者たちがいて今があることを忘れてはならない。甲子園球場100年周年の試合前セレモニーでは、球場初期の歴史や往年の名選手の紹介がなかった。次の100年へつなぐため、今の選手やファンの方にも球場や球団の歴史を知ってもらうことも大事だ。

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