阪神・ビーズリー Wバースデー星 聖地100歳&愛息1歳の日に快投 さすがGキラー!6回2失点5勝目
「阪神9-2巨人」(1日、甲子園球場)
チームとしても自身としても特別な一戦に、阪神・ビーズリーが粘りの投球で花を添えた。「今日は特別な一日になった。勝てたので、本当幸せ」。特別な1勝の喜びをかみしめた。
大事な一戦でも「勝ってゲーム差を縮める」ことだけに集中し、序盤から“Gキラー”ぶりを発揮した。初回を3人で料理すると、四回まで完全投球。しかし、五回に暗転した。大城卓に初安打を許したところからピンチを招き、岸田の遊ゴロ間に1点を失った。来日2年目で巨人戦初失点。22回2/3で無失点記録は途絶えた。それでもこの回を最少失点に。六回はオコエにソロを浴びたが、6回3安打2失点で5勝目を挙げた。
100周年を迎えた甲子園。右腕にとっても「今までにないくらいの素晴らしい球場」と特別な場所だ。そして8月1日は他にも大切な意味があった。息子・ウエスリーくんの1歳の誕生日。この日は応援にも駆けつけていたといい、「モチベーションになりました」と力に変えた。
お立ち台の冒頭では「サイコウデース!」と笑顔を見せたが、愛息の話になると目が潤んだ。「子どもがいるって特別なので。息子が全てなので。息子のことを考えるとすごいじーんとしました」。思いの詰まった一戦を勝利で飾れた。「きょうの勝ちは息子にささげたいと思います」。最高のプレゼント。パパとしても、チームの一員としても忘れられない一日になった。