阪神 甲子園球場100周年記念式典 AI豪快言い間違え「高倉…渡辺謙!」“オチ”バッチリ爆笑締め
セレモニーイベント「阪神甲子園球場100周年記念式典 KOSHIEN CLASSIC~1924.8.1-2024.8.1」が、1日の阪神-巨人戦試合開始前に行われた。熱烈な虎党で知られる俳優の渡辺謙がナビゲーターを担当。阪神OB・吉田義男氏、ランディ・バース氏、藤川球児氏、巨人OB・堀内恒夫氏、上原浩治氏らが、外野の芝に敷かれたレッドカーペットを歩いた。
雲一つない青空の下、緑の芝に敷かれたレッドカーペットで、黒のスーツに黄色のネクタイを合わせた渡辺が開式を宣言した。「素晴らしい世界に誇れる球場を皆さんと守り、一緒に楽しんでいきましょう!!」。試合開始約30分前ながらほぼ満席のスタンドが大きく沸いて、お祝いムードが高まった。
吉田氏を先頭に、ゲスト勢がレッドカーペットを歩いて登場。トリを務めたバース氏は「自分の野球人生で最高の場所。これからも強く、誇らしい気持ちで甲子園でプレーしてほしい」と感慨に浸った。レジェンドOBがそろう中、渡辺の音頭で万歳三唱ならぬ、甲子園三唱。歴史の節目に聖地がひとつになった。
音楽でも野球と100周年への思いが表現された。MIYAVIが「栄冠は君に輝く」をギター演奏。AIは家族の100年物語として描かれたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の主題歌「アルデバラン」を歌い上げた。
岡田監督の優勝胴上げをはじめ、甲子園を彩った約20の名場面が描かれた巨大シートが、外野に広げられる感動的な演出も盛り込まれた。ただ、フィナーレではハプニングも発生。AIが渡辺を紹介する際に「高倉…ほんとスミマセン、渡辺謙!」と高倉健さんと勘違いして、豪快な言い間違え。渡辺は「最後AIがかましてくれて、笑いで終わりましたよ」とツッコミを入れて、生誕祭にオチがついた。