5試合連続マルチ安打の阪神・佐藤輝は「打撃練習のように力が抜けている」谷佳知氏の視点

 4回、右前打を放つ佐藤輝(撮影・伊藤笙子)
 6回、安打を放つ佐藤輝(撮影・金田祐二)
 6回、坂本の適時打で生還し、近本、大山らと喜び合う佐藤輝(撮影・田中太一)
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 「DeNA2-4阪神」(2日、横浜スタジアム)

 阪神は逆転勝ちで今季初の8連勝。セ・リーグ50勝一番乗りを果たした。巨人、オリックスで活躍したデイリースポーツ評論家の谷佳知氏は、六回に好機を広げる一打を放つなど5試合連続マルチ安打をマークした4番・佐藤輝の打撃に言及。「ボールがよく見えている。だから打席の中でいい具合に力が抜けている」と称賛した。

 四回一死ではジャクソンに対してフルカウントからの7球目、甘く入ってきた真っすぐをしっかりと右前にはじき返した。六回は同点打の森下を一塁に置いて、右翼フェンス直撃の安打を放ち、大山の勝ち越し打につなげた。これで7月28日の中日戦から5試合連続で2安打以上と好調を維持している。

 谷氏は「悪い時の佐藤輝は低めのボール球を空振りしてカウントを悪くしていくが、今はしっかりとボールが見えている」と指摘。その上で「余裕を持ってボールを見極められているからスイングも以前のような力任せではなく、良い意味で軽い。試合でも、バッティング練習で気持ち良く振っているような感覚で振れている。打席の中でいい具合に力が抜けている」と評した。

 「もう少し右足の踏み込みが広く、強くなれば飛距離もより出てくるとは思うが、今のままで十分。この形を続けていけば打率ももっと上がってくる。その中でより良く変化していけばいい」とさらなる打撃向上に期待を寄せた。

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