阪神・岡田監督が苦言 オースティンに2被弾のバッテリーに「(配球)考えたらええのにな」 岩貞にもあきれ顔

 「DeNA10-4阪神」(3日、横浜スタジアム)

 抑え込もうとしても、表情からは自然と怒りがにじみ出た。7月20日・広島戦(甲子園)以来の敗戦。連勝が8で止まった阪神・岡田監督がまずやり玉に挙げたのは、配球に繊細さを欠いた大竹と坂本のバッテリーだった。

 初回に3点を先制したが、直後の1死一、二塁でオースティンに甘く入った初球を3ラン被弾。1点リードの六回にはカウント3-1から再びオースティンに浮いた直球を左翼上段に運ばれ、同点とされた。「(カウント)3-1やから(配球を)考えたらええのにな。あそこで抑えていたら、投げるピッチャーも全然違うわけや、七回から。なんかエアポケットみたいになるんよ。初回でもそうやろ。なんか1試合に1、2回あるんよ」と首をかしげた。

 同点の七回には岩貞が先頭の林に四球を与え、2死一、二塁から適時打と近本の悪送球で2点を失った。制球の定まらない左腕に対して、指揮官は「いやあ、もう一緒」とあきれ返ったように首を左右に振った。八回には岡留が乱れ、試合が壊れた。4安打を浴び、けん制悪送球もからんで4失点。右腕は「もう実力不足です」とうなだれるしかなかった。

 虎将は敗戦という結果にも増して、ミス絡みの内容を問題視。2分足らずで試合後の取材を打ち切った。帰りのバスに向かう足取りは、徒労感で重かった。

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