阪神・小野寺 2軍戦で復帰後初安打&初盗塁 四球選び全打席出塁「自信持って見逃している」
「ウエスタン、オリックス4-3阪神」(3日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲)
左手首の靱帯(じんたい)損傷で離脱していた阪神・小野寺が、復帰後初安打と初盗塁を決めた。四回、先頭から村西の125キロを力強くはじき返し、二塁手のグラブをはじく内野安打とした。さらに2死一塁の戸井の打席で初球から盗塁成功。その後、戸井の三塁打の間に悠々と本塁を踏み2点目につなげた。
復帰2戦目で2得点に絡む躍動も「結果を出さないとダメなんで」と慢心はない。二回1死は死球、六回も先頭で四球を選び全打席出塁。「自信持って(ボール球を)見逃してますし、ケガ前は四球が結構少なかったんでそこはプラスかな」。6月19日の故障から約1カ月半、綿密に「鍛え直し」。有意義な時間でより良い感覚を養った。
4日のウエスタン・オリックス戦からは守備にも就きイニング数を増やす予定。1軍は打線が好調も「なんかあった時に小野寺がいると思ってもらえるように調子を上げられたら」。終盤にチームを救うため、1軍昇格に向けて一歩ずつ前進していく。