阪神・佐藤輝 2戦連発8号3ラン!自己最長更新13戦連続H&7戦連続マルチ「最高の当たりでした」

 5回、3ランを放つ阪神・佐藤輝明
 5回、3ランを放った佐藤輝はベンチに向かってポーズを決めながら本塁へ走る(撮影・田中太一)
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 「DeNA0-4阪神」(4日、横浜スタジアム)

 豪快な一発でハマの夜空を彩った。阪神・佐藤輝明内野手(25)が五回にバックスクリーン右へ2戦連発となる8号3ラン。猛打賞の活躍で13試合連続安打、7試合連続マルチ安打と4番のバットが止まらない。前夜連勝が止まったチームも白星で再発進。3カード連続の勝ち越しを決め、貯金も今季最多タイ8とした。

 ハマの夜空にドでかい花火を打ち上げた。バックスクリーン右への着弾を確認した佐藤輝は、右腕でガッツポーズを繰り出した。黄色に染まった左翼スタンドに熱狂の渦を起こした8号3ラン。「リラックスして、いい状態で打席に立てました。最高の当たりでした」と今季2度目の2試合連発に胸を張った。

 初回1点先制から動きがなかったスコアボードに、貴重な追加点を刻んだ。五回1死一、二塁で先発左腕・ケイと3打席目の対峙(たいじ)。「チャンスだったんで、何とかランナーをかえす意識で振りました」。2-1のバッティングカウントで、左膝を地面付近まで折りたたむようにして、低めの球を巧みにすくい上げた。

 「真っすぐにちょっと変化をつけてきた球に、うまく反応できたと思います。あの打席だけツーシームっぽい球を投げてきて」と自画自賛の一撃。三塁を回るとベンチに合図を送ってから、気持ち良さそうにカモメダンスを決めた。

 四回先頭では高めの直球をはじき返した。一、二塁間を鋭く破り、自己最長更新の13試合連続安打とすると、五回のアーチで自己最長更新の7試合連続マルチ。七回1死からは右翼線へ強烈な当たりで3本目の安打を放って、今季4度目の猛打賞をマークした。守っては四回2死一、三塁で、林の三遊間への強烈な打球をうまく処理して、攻守で存在感を光らせた。

 日本一に輝いてプロ野球人生最高のシーズンとなった23年だが、オフに“心残り”を漏らすことがあった。「今まで得意にしていたハマスタで1本もホームランを打ってなかったので、それはちょっと悔しいですね…相当悔しいです!!」。ルーキーイヤーには、虎党の語り草となっている鳩サブレー看板越えの場外弾を放った横浜スタジアム。21年に2本、22年に4本と積み重ねてきた横浜弾を、2夜連続で打ち込んだ。

 8月は17打数10安打の3発で、月間打率は・588。6日のヤクルト戦(神宮)からは今季初の9連戦が控えるが、「すごくいい状態だと思います。いい試合をして、もっと勝ちを伸ばしていきたいと思います」と自信をみなぎらせた背番号8。暑さをパワーに変えるかのごとく、真夏に頼もしさが増していく。

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