阪神がサヨナラ負け 首位広島とは2・5差に 七回までに4併殺の拙攻 佐藤輝の3試合連続弾も実らず

 9回、村上にサヨナラ打を浴びた岩崎(撮影・佐々木彰尚)
 7回、森下は遊ゴロ併殺に倒れる(撮影・佐々木彰尚)
 9回、空振り三振に倒れた森下と厳しい表情の岡田監督(撮影・金田祐二)
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 「ヤクルト5-4阪神」(6日、神宮球場)

 阪神が今季4度目のサヨナラ負けで連勝を逃し、3連戦初戦を落とした。同点の九回2死一、二塁から、岩崎が村上に決勝の中前適時打を浴びた。順位は3位のままながら首位・広島が勝ったため、2・5ゲーム差に広がった。

 初回は1死から中野が四球を選び、森下がエンドランで左前打。続く佐藤輝が一、三塁から自己最長を更新する14試合連続安打となる先制の左前適時打を放った。

 同点に追いつかれた直後の三回は、先頭の近本が右前打を放って15盗塁目となる二盗も成功。中野の進塁打となる二ゴロで1死三塁とした。

 2死後に佐藤輝が右翼席中段へ、自身初の3試合連発となる勝ち越し9号2ランを放つ。この一打で1986年のバース、2003年の金本に並び、2リーグ分立後の球団最長タイとなる11試合連続得点。セ・リーグ歴代4位タイの8試合連続マルチ安打となった。

 佐藤輝は五回1死でも中前打を放ち、自身初の2試合連続猛打賞となった。

 4番は奮起したが、打線は再三の好機を逃した。初回は先制直後の1死一、二塁で大山が遊ゴロ併殺。二回無死一、二塁は梅野が三ゴロ併殺に倒れた。五回1死一塁でも大山が一ゴロでゲッツー。七回1死一、二塁も森下が遊ゴロ併殺に終わり、七回まで4併殺とつながりを欠いた。

 それでも1点を追う八回1死から大山が四球を選ぶと、代打・渡辺が右翼線へ落とす二塁打で二、三塁とした。相手内野は前進守備を敷く中、木浪が一塁へ高いバウンドのゴロを放ち、適時内野安打として同点に追いついた。

 先発の才木は序盤から再三、得点圏に走者を背負う苦しい投球だった。二回は先頭のサンタナに左翼フェンス直撃の二塁打を浴び、2死三塁から中村に同点の左前適時打を許した。

 2点リードの四回はまたも先頭のサンタナに右前打を許した。太田には左前打でつながれ、続く山田には左翼ポール際へ逆転3ランを被弾。今季自己ワーストの10安打を浴びて、同ワーストの4失点。6回で115球を投げてマウンドを降りた。

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