「満塁にしてもいいんやからなあ」阪神・岡田監督 村上との勝負に固執したバッテリーに苦言【一問一答】
「ヤクルト5-4阪神」(6日、神宮球場)
阪神が今季4度目のサヨナラ負けを喫した。初回に佐藤輝が自己記録を更新する14試合連続安打となる先制の左前適時打。同点に追いつかれた三回には、自身初の3試合連続本塁打となる一時勝ち越しの9号2ランを放ったが、才木が6回10安打4失点の乱調。八回に木浪の適時内野安打で追いついたが、なお1死一、三塁で勝ち越せず、同点の九回死一、二塁から、岩崎が村上にサヨナラの中前適時打を浴びた。村上の次は岩田で、代打で川端、西川が起用される可能性もあったが、フルカウントからのストレート勝負に敗れたバッテリーに「満塁にしてもいいんやからな」と冷静な状況判断を求め、苦言を呈した。試合後の岡田監督の一問一答は以下の通り。
-岩崎は最後甘くなった。
「まだ後ろでもええんやから。満塁にしてもいいんやからなあ。まあ、先頭やな。追い込んでのな。あんな甘い球な。インコース真っすぐやもんなぁ。先頭にお前。あとちょこちょこ、打順的にな。目に見えとるわけやから」
-疲れがたまっているようには見えるか。
「いやいや、岩崎はそんな、投げさせてないよ。はっきり言うて。他の石井とか桐敷に比べたら」
-才木もいつもよりは。
「なぁ。球数も多かったしなぁ。それでフォークが全部見切られとったからなぁ」
-ヤクルト相手は数字も悪い。
「なんかあるんやろうなぁ」
-9連戦の初戦でなるべく長いイニングを。
「そら、当然や」
-八回で追い越したかった。
「だからその前になあ、いつも言うてる大事なとこで三振はアカンて言うてる。強引にいきすぎよな、みんな引っ張ってのゲッツーやろ。ゲッツーがアカンとは言えへんけどなあ。なんかヒットが出てるからそうなるんやろうな」
-併殺を恐れていてはダメだが。
「全部引っ張りやんか。全部引っ張ってのサードゴロ、ショートゴロばっかりやろ」
-練習前に梅野と話を。
「一、二塁間に打て言うてんのに、一発もいかんかったなあ。あの打席でも、振るからな、当てにいかへんもんな」
-三振は何も起こらない。
「前飛んだらなあ、そらどうなるか分からへんわけやから、向こうもちょっと中間守備いうかな、守備隊形がああいう隊形やから。何にも起きひん、三振な。振りすぎや。振ったらあかん」
-投手陣が崩れるゲームが増えている。
「まあそら、点も取られるよ。いつもいつもそんなん抑えられへんやん。まあ、よう踏ん張った方よ」
-佐藤輝は引き続き。
「おう、ええ感じで打ってる、そら。なあ、ヒットが出て、なるから、ちょっと調子がええぶん強引になりすぎやな、ランナーいてる時にな。そういう感覚やろな」
-森下もそういう感じか。
「(無言)」