阪神 乱打戦制し一夜で自力V復活!首位広島に3G差 スタメン抜てきの渡辺諒が決勝タイムリー「前進守備だったので楽に」

 7回、勝ち越しの3点適時打を放ち、ガッツポーズを決める渡辺(撮影・田中太一)
 7回、勝ち越しの適時打を放った渡辺は佐藤輝に迎えられ笑顔を見せる(撮影・田中太一)
 1回、先制の2ランを放った森下(左)を迎える岡田監督(撮影・堀内翔)
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 「巨人5-8阪神」(13日、東京ドーム)

 阪神が巨人との乱打戦を制し、自力優勝の可能性を一夜で復活させた。

 この試合、先制したのは阪神。初回、先頭の近本が左前打で出塁するなど、2死二塁のチャンスをつくった。ここで、プロ初の4番に座った森下が、相手先発・グリフィンの変化球を完璧に捉えて左中間へ先制の11号2ラン。昨季の10本を超えるキャリアハイの一発で試合の主導権を握った。

 同点の七回には、打線がつながった。1死一塁から近本が右翼線への二塁打で二、三塁。続く中野は四球を選んで満塁となった。3番・渡辺が左中間へ3点適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。

 岡田監督のスタメン抜てきに応えた渡辺は「本当に勝てたんで良かったです」と実感を込めた。「(内外野が)前進守備だったので、楽に入れました」と相手の守備陣形がプラスに働いたことを明かし、「うれしく、セカンドベースにいました。緊張しましたけど勝ちに貢献できて良かったです」と振り返っていた。

 先発の才木は自身初の2桁勝利となる10勝目の権利を手にするまであと1死と迫りながらも乱れた。4点リードの五回。安打と四球で無死一、二塁とすると、犠打で二、三塁のピンチを背負った。ここでモンテスに左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を許して2点差になった。

 勢いに乗った巨人打線を止められず。2死二塁からは、吉川に左翼線へ適時二塁打。さらに坂本にも左前適時打を浴びて同点に追いつかれた。

 才木は5回5失点で降板。自身初の2桁10勝目は次回登板へ持ち越しとなった。

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