阪神・森下 24歳初安打も戸郷攻略しきれず「もう1本、2本と打てたら」

 「巨人4-0阪神」(14日、東京ドーム)

 誕生日に奏でた快音にも、阪神・森下翔太外野手に笑顔はない。試合後は淡々と言葉を紡いだ。

 「(安打が)出ると出ないとでは全然違うので、気持ちの持ちようが。出たのはよかったですけど、もう1本、2本と打てたらよかったなと」

 8月14日、24歳になった。初回1死二塁で打席に向かうと、左翼席の虎党からバースデーソングをプレゼントされた。しかし、戸郷のフォークにハーフスイングの空振り三振。悔しさをにじませながらも「打てないことはしょうがないので。切り替えて次はやるしかないです」と冷静に話した。

 それでも四回先頭では148キロ直球を左前へ。今季、戸郷との対戦14打席目でようやく放った一打、24歳初安打だった。昨年の8月14日は試合がなかったため、プロ初のバースデー安打にもなった。しかし、得点にはつながらず、その後も戸郷を攻略しきれなかった。「コントロール良く丁寧に投げていたので良かったんじゃないですか」と脱帽するしかなかった。

 この悔しさは次に生かすしかない。「ただ打つっていうよりかは、先頭バッターが出たり、簡単には終わらない打撃も必要になってくる。束になってやらないとなかなか好投手からは点は取れない」と課題を口にした。16日からは名古屋で中日との3連戦。「切り替えて、明日はオフなのでゆっくり休みます」。森下は前を向いた。

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