阪神2軍・井上 筑後の虎党沸いた今季6号ソロ 和田監督「振っていって結果が出た」5・30以来

 「ウエスタン、ソフトバンク15-6阪神」(16日、タマホームスタジアム筑後)

 劣勢の展開で一矢報いる阪神・井上広大外野手の一撃に、筑後の虎党が沸いた。4点を追う四回1死。今季初対戦の大野の初球・スライダーを空振りした。これがカギだった。

 「最近初球から手を出せていなかった」。1打席目は左前打を放ったが、初球を見逃し。2打席目は意識的に初球から振った。「振らないと、どこから曲がってきたのがストライクかボールかがわからないので」。振ったのはボール球だったため、「ちょっと浮いたらいこう」と2球連続で来たスライダーを捉えた。

 左翼防球ネット直撃の今季6号ソロは5月30日・オイシックス戦以来の一発に。和田2軍監督も「初球のスイングが広大に足りなかったところ。振っていって結果が出たので続けてほしい」とさらなる成長を期待した。

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