「ウエスタン、ソフトバンク５－２阪神」（１７日、タマホームスタジアム筑後）

　阪神２軍は打線が東浜を攻略できず、２連敗となった。六回までをわずか２安打に抑えられる苦しい展開。しかし２点を七回、東浜から中村亮にスイッチすると、先頭の井上が２戦連発となる７号ソロで１点を返した。

　その後、片山の安打から２死三塁の好機をつくるも、山田は空振り三振。追いつくことはできなかった。３点を追加された直後の八回には坂本の降格後初安打から好機をつくり、小野寺の犠飛で１点を挙げた。ただ、追い上げることはできなかった。

　門別は公式戦の先発では初めてとなる坂本とのバッテリーで６回６安打２失点。三回は桑原に先制弾、五回は佐藤航に適時打を浴びたが、試合は作った。ただ、七回に登板した２番手の岩貞が打ち込まれ、１回４安打３失点。リードを広げられてしまった。

　和田２軍監督の一問一答は以下の通り。

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　－打線は東浜に苦しんだ。

　「１軍のローテピッチャーなんで、簡単に打てるようなピッチャーじゃないんで。それはそれとして、ここにいる選手が１軍に上がった時には、毎日こういうピッチャーが出てくるはずなんでね。今日打てなかった選手は、このピッチャーをなんとか打てるようにならないといけないし。やっぱり今日打てなかったことをね、しっかり悔しがって練習にね、つなげていかないといけない」

　－井上は初球を捉えて２戦連発。

　「今日、そこだけじゃなくて、他の打席でも積極的に振っていったし。広大は意識的にそうしてると思う。でもチームとして、やっぱりソフトバンクの打線を見てて、得点圏にランナー置いた時のあの積極性っていうのは、うちのバッターはどうしても見て入ってしまうんでね、様子を見ながらいってしまうんで。破壊力っていうか、つながりっていうのはね、まだまだ物足りないなっていうのはあるんで。相手がやることも勉強になるんでね。ああいうところで、畳みかけるっていうところでは、早いカウントでガンガン振ってくる。そういう意味ではね、広大の一発、昨日今日と変化球を仕留めたんでね。広大の課題はやっぱり速い真っすぐ。そこら辺のところが捕まってくると、近づいていくと思うんでね。やっぱり今の姿勢は貫いてほしいね」

　－先発の門別の投球は。

　「悪くはないんだけどね、どうしてもなんかこう、のらりくらりかわそうとするピッチングに映るな。門別らしさっていうところがね。悪くはないんだよ、やっぱりしっかり試合を作ってるしね。１軍の試合とかだったら６回何点という考え方でいいんだけど。あいつの良さというのはしっかり腕を振って向かっていくっていう、そういうところなんでね。何回もちょっと繰り返しになってしまうけど、やっぱ春先かなり打ち込まれてね、１軍で。帰ってきてからの門別っていうのは、門別らしさっていうところがちょっと影を潜めてるんで。もう一回そこらへんのところ。いいところはねそのまま続けていってほしいし。それプラス、経験したことを生かしてほしい。ちょっと今、かわそうかわそうとしてるような感じがあるんでね。ただ、悪くはなかったよ」

　－本人もいつも言っているが、直球勝負というところ。

　「その直球が、もちろん悪い時は、今日みたいなピッチングをできるっていうのはすごくプラスになるけど。まだ若いんだしね。本当にガンガン押してくぐらいのね。そこからいろんなことを覚えていってほしいんだけど。そういう器用さは持ってるんでね。それをやっぱりいい方に生かしていかないといけない。器用だから、小手先になったら絶対あかんしね。そういうところが課題というか」

　－坂本に１本出た。

　「受ける方だけじゃなくてね。やっぱりバッターとしても、それは打てるに越したことないし。出る出ないではね、やっぱり気持ちも違うだろうからね。今日は誠志郎らしいバッティングをしたんでね。時々でも、キャッチャーでも打っていかんと、打線はつながっていかないんでね。なんかのきっかけになったらいいかな」

　－明日の先発は。

　「明日は茨木」