阪神・岡留 回またぎ0封 サヨナラ危機乗り越え吠えた!中日戦得意、防御率0・00

 11回、スイングをアピールする岡留(撮影・飯室逸平)
 10回、力投する岡留(撮影・飯室逸平)
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 「中日5-5阪神」(17日、バンテリンドーム)

 右拳を力強く上げマウンド上でほえた。さらにもう一度かみしめるようにガッツポーズ。阪神は7番手・岡留が同点に追いつかれ、延長にもつれこんだ救援で役目を果たした。5月3日の巨人戦(東京ド)以来となるイニングまたぎで2回無安打無失点に抑えた。

 「それ(回またぎ)は考えずに、何とかゼロに抑えることだけ考えてました」

 ピンチは延長十一回。先頭・細川を四球で歩かせると、木下にバントを許して1死二塁。申告敬遠と死球で2死満塁となった。一打サヨナラの緊迫した場面で、亜大の1学年後輩・田中を打席に迎えた。

 ど真ん中の直球でファウルを取ると外角のスライダーでバットを振らせて2球で追い込む。最後は外角低めのスライダーで空振り三振。ミスの許されない状況で今季4ホールド目を挙げ、「ゼロになったんで良かったです」とうなずいた。

 1イニング目の延長十回には岡林のバットを折るなど難なく三者凡退。今季は中日戦に5試合登板して防御率0・00の好成績。右腕の姿が頼もしい。

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