阪神・森下 逆転アレンパへ全勝宣言!広島猛追へ反撃の3連戦「できる限りのことをやるだけかな」
阪神の森下翔太外野手(24)が19日、鳴尾浜球場で取材に応じ、逆転優勝へ“全勝宣言”した。残り32試合で首位の広島とは今季最大の5ゲーム差。「広島も巨人も勢いがあるので、もう全勝の勢いじゃないと譲ってくれないと思う」。球団初の連覇のために、高い目標を設定した。
チームは引き分けを挟んで3連敗中。流れこそ良くないが、8月の京セラドームでのヤクルト戦は16連勝中だ。森下も相手先発の吉村から前回対戦の8日に本塁打を放つなど、今季は8打数3安打で打率・375。データは後押ししている。
森下の表情にも暗さはなかった。鳴尾浜からタクシーに乗ると、報道陣が駆け寄ってくるのに気づいて窓をオープン。「残り試合も少ないので、やれることをしっかりやるしかない」と頼もしい言葉を発した。
前カードの中日戦(バンテリン)では12打数無安打。3四球こそ選んだが、森下が打たなければチームが勝てないということを証明するかのようだった。これがクリーンアップとしての宿命。「得点を取らないと勝てない。打点だったり、自分が得点としてかえってきたりというのは大切かなと思います」と自分の役割は理解している。
最下位のヤクルトと京セラで戦った後には、敵地で広島との3連戦が待っている。それまでに1つでもゲーム差を縮めたい。「もう自分たちができる限りのことをやるだけかなと思います」。昨季8月の京セラでのヤクルト3連戦は3連勝。チームの連勝も10に伸びて一気に2位・広島とのゲーム差を広げた。今年はカープ猛追へ反撃の3連戦としたい。