阪神・中野 岡田超え!新人から4年連続100安打「いかないといけない数字」球団史上4人目の快挙

 「阪神10-4ヤクルト」(21日、京セラドーム大阪)

 また勲章が加わった。阪神・中野拓夢内野手が新人から4年連続100安打に到達。3年連続だった岡田彰布を超え、球団史上4人目の快挙となった。

 まず先制点を演出した。初回先頭として6試合連続安打を放っていた近本が凡退した直後。「近本さんが出ない時に、自分が出る流れが一番だと思う」。サイスニードの内角高めの直球を捉えて右翼線二塁打。続く森下の微妙な位置の右中間への飛球で迷わず三塁へタッチアップし、佐藤輝の適時二塁打へつなげた。

 4-0の二回1死一、三塁は右腕の初球、内角低めへのカットボールを詰まりながらも中前へ運んだ。価値ある適時打で7月30日・巨人戦以来19試合ぶりで、8月は18試合目でようやく初のマルチ安打となった。

 今季は打率・234と低迷。昨季は164安打で最多安打のタイトルを獲得した好打者からすれば不本意な成績だが、113試合目の出場でようやく大台に到達した。

 「100安打は気にしていなかった。逆にこの成績でここまで出していただいているので、いかないといけない数字だと思う」。個人成績にはほとんど興味を示さず、チームに目を向けた。

 「ヒット数がどうというより、ここまで来たらチームのためにっていうことが一番だと思う」と力を込め、岡田監督の「30試合もあるんやで」という言葉にも呼応した。

 「まだまだ全然諦めていない」。頼れる選手会長は逆転でのリーグ連覇しか見ていない。

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