元阪神エース・井川慶氏の視点 23日からの広島と阪神の3連戦へ「阪神は最低でも勝ち越さないと」

 敗戦を見届け、足早にベンチを後にする岡田監督(80)=撮影・飯室逸平
 9回、投手交代を告げた岡田監督は厳しい表情を見せる(撮影・中田匡峻)
 9回、桐敷から漆原へ投手交代を告げた岡田監督は厳しい表情でベンチに戻る(撮影・中田匡峻)
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 「阪神2-5ヤクルト」(22日、京セラドーム大阪)

 阪神は痛恨の敗戦を喫し、巨人に逆転勝ちした首位・広島とのゲーム差が、再び「5」に広がった。23日からはマツダスタジアムでその広島との3連戦。元阪神エースでデイリースポーツ評論家の井川慶氏は「阪神は最低でも勝ち越さないと、という形になりましたね」と話した。

 「阪神からすると優勝を目指す上で、ベストは3連勝してゲーム差を2に縮めることでしょうけど、広島も非常にいいチームですから簡単にはいかないと思います。ただ、負け越せば6ゲーム差になることを考えると、最低でも勝ち越したいところですよね」

 阪神はヤクルト3連戦で3連勝したかったところだが、この日は九回に桐敷がつかまって連勝がストップ。「ただ、大山選手にホームランが出たように、打線の状態は全体的に、一時期より上がってきていると思います。広島の先発投手は強力ですが、いかに先に点を奪えるかが重要だと思いますね」と分析する。

 今季の広島については「チーム一丸の雰囲気や勢いがありますね」と語る。いずれにしても、セ・リーグの優勝争いの上で、非常に重要な3連戦となりそうだ。

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