「ウエスタン、阪神０－４ソフトバンク」（２４日、ほっともっとフィールド神戸）

　阪神は５度のワイルドピッチや三塁・高寺の悪送球が絡んで、ソフトバンクに完敗した。

　ブルペンデーということもあり、先発は椎葉。捕手の藤田とのコンビだった。三回は内野ゴロの間、五回は犠飛、八回は高寺の失策で失点したが、いずれも投手の暴投が絡んだもの。無駄な進塁を与えてしまった。

　打線は東浜から六回までで２安打。結局、５安打で無得点だった。

　和田２軍監督の一問一答は以下の通り。

　－先発の椎葉は流れを作った。

　「そうだね。ブルペンデーとは言え、初先発で２イニングをしっかり腕を振って、球に勢いもあった。新たな一面を見たというかね。今日ぐらいの球を後ろで投げる時も見たいな。後ろで投げる時はほとんど１イニングでいくわけだから。もう少しね、ギアが上がってくるといいね。今日も高めでファウルチップを取れるようにはなってきてるからね。少しずつ改善というか、いい時の椎葉に近づきつつある。確かに良かったけど、それで満足しないで、さらに上を目指してやってほしいね」

　－野口は東浜から１軍での課題だった変化球を打った。

　「インコースを攻められながら、デッドボールも２つあったけど。その中でもファーストストライクから、しっかりスイングできてるのは野口ぐらいだもんね。野口とノイジーぐらいかな、タイミングが取れてるのは。ヒットを打った、打たないじゃなくてね。タイミングがしっかり取れていて、打てそうだなという感じが出てるのはね。逆に言うと、今の現在地というかね。どれぐらいの力量かというのが改めてわかったと思う。やっぱり１軍に上がると、毎日ああいうピッチャーが来る中で、何が足りないのかというのを課題を持って明日以降やっていかないといけないね」

　－バッテリーミスが多かった。

　「あれを止めるのがキャッチャーの仕事なんでね。ある程度、今日投げたピッチャーは暴れるからね。備えというかね。４つ５つ後ろにやった中で、これは捕れないというのもあったけど。それ以外は何とかできた。それを抑えることで１つ進塁が抑えられるわけだからね。今日は打たれて取られたというよりも、そういうところで余計な進塁をさせてしまってるからね。これはキャッチャーだけの問題じゃなくて、バッテリーの共同作業なんで。そこらへんができなかったね」