「ウエスタン、阪神３－４ソフトバンク」（２５日、ほっともっとフィールド神戸）

　阪神は六回までわずか２安打でソフトバンク・前田悠を攻略できず。中川の４号３ランで１点差に迫ったが、惜しくも２連敗となった。

　先発・茨木は６回３安打２失点。初回は７球で抑えるなど上々の立ち上がりを見せた。ただ五回に安打や味方の失策、四球が絡んで２点を献上した。２番手・島本も味方の失策などで七回に２点の追加点を許した。

　打線は、七回無死一、三塁に中川が２球目を左翼スタンドへ放り込んだ。一挙３得点としたが八回以降は出塁できず、１点が遠かった。

　和田２軍監督の一問一答は以下の通り。

　－中川がいい場面で本塁打。

　「２打席目まで全く合ってなかったけど、その合わない球をしっかりと仕留めて、素晴らしいバッティングだったな」

　－積極的なところが彼の持ち味。

　「うん、振って振って合わしていくタイプなんで。今日は初対戦だったから最初の打席にはちょっと合わなかったけど。やっぱりあの場面でしっかり仕留めるっていうのは、積極性もあるし、特に飛ばす力を持ってる選手なんでね。ああいう一面というか勝負強さっていうところを今日、見せてくれたと思う」

　－先発の茨木は制球に苦しみながらも試合を作った。

　「いやいや、全体的には良かったんじゃないかな。あの（五回の）２点もゲッツーで終わってるとこなんで。野手が足引っ張ったけど全体的にはしっかり投げられてたし、真っすぐもしっかりキレのいいボールで投げられてたんで、全体的には良かったと思う」

　－最近の中で立ち上がりがとても良かった。

　「そうだね。やっぱり真っすぐの走りが良かった分、押し込めてたよね。真っすぐで今日は勝負できる。チェンジアップも抜けてたし、より真っすぐを生かすための遅い球がね、非常に有効だった」

　－湯浅が（胸椎黄色靱帯骨化切除術を行い）退院。今後はゆっくりリハビリ。

　「うん、もう本当に焦らずね、しっかりと完全に治してまた復帰してほしいし。われわれはそれを待ってるんでね。絶対焦らないで。手術を決断したところで、もう前に向かってるはずだからね。しっかりとリハビリをしてとにかく焦らず、いい状態にしてくれることを願ってます」