阪神・近本 決めた通算900安打 6戦ぶり猛打ショー 129安打リーグトップタイ浮上

 「広島5-7阪神」(25日、マツダスタジアム)

 阪神不動の1番が打てば打線が活気づく。近本光司外野手が3安打を放ち、129安打でリーグトップタイに浮上した。6年目で通算900安打にも到達。「積み重ねなんで。残りの試合しっかり勝てるように頑張りたいと思います」。個人記録よりもチームの勝利を喜んだ。

 通算899安打で迎えた初回無死。森に追い込まれた後、146キロの外角寄りの直球を逆らわずに左前にはじき返した。今季の自己最長を更新する11試合連続安打が節目の一打となった。

 2点を追う三回は、2死から逆転の起点となった。カウント2-2からの5球目。二遊間へゴロを打ち返すと、菊池の送球がワンバウンドして坂倉が捕球できずに内野安打となった。「どんな状況でも塁に出るということは大事だと思うので。何が起こるか分からないので」。森に6球で簡単に2死を奪われた後に見せた粘りが、森下の逆転3ランなど4得点につながった。

 これでとどまらない。4試合ぶりの打点は価値ある追加点となった。2点リードの四回。先頭の坂本が四球を選び、木浪が初球で送りバントを決めて迎えた2死三塁だった。「みんなが形をつくってくれたので何とかしたかった」。森の低めのスライダーを捉えて、低いゴロで二遊間を破る中前適時打を放った。

 6試合ぶりの猛打賞で打率も・284まで上昇。好調なトップバッターが逆転優勝へ望みをつないでいく。

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