阪神・伊藤将 苦投4失点 ビーズリー体調不良で緊急先発 宮崎にやられた3回KO
「DeNA10-4阪神」(27日、横浜スタジアム)
緊急登板とはいえ、ふがいない結果に表情は曇ったままだった。「感覚的には悪くなかったですけど…」。阪神・伊藤将はDeNAの勢いにのみ込まれた投球を悔やんだ。
先発予定だったビーズリーの体調不良で26日に急きょ代役に指名された。7月13日・中日戦以来45日ぶりの先発マウンド。安藤投手コーチが「いけるところまでいってもらうつもりだった」と話したように、経験も買われての抜てきだった。
だが、左腕は1点リードの初回から苦しんだ。2四球をきっかけに2死満塁として宮崎に逆転の2点中前打を浴びる。
同点の三回1死一、二塁は牧を投ゴロで併殺かと思われたが、二塁・中野のベースカバーに合わせ、わずかに送球を待ったため一塁はセーフ。「ワンステップを入れたので仕方ない」と振り返ったプレーが痛手となる。
一、三塁からまたも宮崎に勝ち越し中前適時打を浴びた。続く2死一、二塁では山本の2球目の暴投で二走・牧の生還を許し、3回5安打4失点で降板となった。
1軍昇格から救援での5試合で防御率7・50。本来の投球を取り戻せておらず、久々の先発でも苦しい内容となった。試合後には出場選手登録抹消が決まった。