阪神・松原 凱旋登板で空振り三振斬り 古巣相手に恩返し「死ぬ気で抑えにいきました」成長見せた

 凱旋登板を果たした松原
 凱旋登板を果たした松原
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 「交流試合、富山GRNサンダーバーズ5-3阪神」(28日、ボールパーク高岡)

 「ピッチャー松原」がコールされると、高岡はこの日一番の盛り上がりを見せた。阪神・松原快投手が凱旋(がいせん)登板。2年間所属した富山GRNサンダーバーズを相手に成長した姿を見せた。

 八回2死でマウンドへ。「絶対打たせたくないですし、打たれたら恥ずかしかったので死ぬ気で抑えにいきました」。元チームメートの墳下と対戦。カウント1-2と追い込み、最後は直球で空振り三振に斬った。「サンダーバーズの応援団の方も名前のコールしてくれたので、本当に温かいチームだなと。登板できてよかった」と笑みをこぼした。

 阪神での投球も映像でチェックしてくれているという吉岡監督やコーチら、そして観戦に訪れていた母と妹にもいい姿を見せられた。「いい時と悪い時が激しいんですけど、これを機につかんで、『いい遠征だったな』と思えるようにできれば」。地元に、恩師にこれからも勇姿を届けていく。

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