阪神・岡田監督 救援陣3連投を解禁!桐敷&石井フル回転! 残り24戦中15試合が甲子園「そら絶対プラスになるよ」

 練習を見守る岡田監督(撮影・山口登)
 キャッチボールする桐敷
 キャッチボールする石井
3枚

 「阪神(台風接近中止)巨人」(30日、甲子園球場)

 逆転優勝へ出し惜しみは一切しない。阪神・岡田彰布監督(66)が30日、中継ぎ陣の3連投を解禁する考えを示した。今季は桐敷が2回、石井が1回あったが、ゲラと岩崎は一度もなかった。「3連投ぐらい別にどうってことないけど。3連投ささんかったけどな、そんな無理してもと思ってたけど」。昨季同様に可能な限り3連投を避けながら救援陣の消耗を抑えてきたが、ここに来て制限解除に踏み切る。

 特に勝ちパターンの石井、桐敷は連投向きとの考えが岡田監督にはある。桐敷がリリーフとして初黒星を喫した22日・ヤクルト戦(京セラ)は中4日で登板していた。2失点の8日・ヤクルト戦(神宮)も中3日。指揮官は「(連投は)全然そら大丈夫よ。(登板間隔を)空けたらあかん」と持論を展開した。

 負けられない戦いが続く9月は、移動日を挟んで6連戦と7連戦が控えている。勝ちパターンはもちろん、僅差で追う展開でも石井、桐敷の投入が想定される。2人は28日の練習中に岡田監督から「もっと攻めていけ」と直接ゲキを飛ばされていた。石井は「マウンドに上がったら、相手を抑えることに集中して」と語り、桐敷も「疲労感はあるが、その中で最大限のパフォーマンスを出すのがプロとして重要なこと」と覚悟を口にした。

 聖地帰還も追い風となる。この日の練習では1日・巨人戦以来となる甲子園の土を踏んだ。岡田監督は照りつける日差しをまぶしそうに見上げ、29日ぶりの本拠地を実感していた。

 「(雰囲気も)そら変わるやろ。こっからまた仕切り直して、地元のな、甲子園のゲーム多いしのう」。残り24試合中、甲子園で15試合を残す。現在7連勝中で、今季6割近い勝率を誇る“庭”で戦えることは大きな利点。岡田監督も「そら絶対プラスになるよ。どこのチームも(ホームが)有利やんか。そら全然ちゃう」と力を込めた。

 長期ロードを9勝13敗1分けと2年ぶりに負け越し、正念場を迎えている。虎将が「仕切り直し」と位置付けた聖地でのリスタート。逆襲への道筋は見えている。

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