【中田良弘氏の眼】阪神逆転優勝のカギは甲子園でどれだけ白星を積み上げられるか 9月16日ヤクルト戦まで15試合中12試合

 「阪神(台風接近中止)巨人」(30日、甲子園球場)

 阪神は30日、甲子園球場で予定していた巨人戦が台風10号接近の影響で中止となった。残り24試合、デイリースポーツ評論家の中田良弘氏は逆転優勝へのカギは「甲子園での白星」と指摘した。

  ◇  ◇

 阪神は残り24試合のうち、15試合が甲子園。貯金11、勝率・622と好相性を示す本拠地で、どれだけ多く白星を積み上げられるかが逆転優勝へのカギになるだろう。

 狭い球場では本塁打になってしまう打球が、甲子園では外野フライになる。先発、中継ぎを含めた投手陣に疲れが見えるだけに、広い球場で投げられる、戦えることは精神的にも優位に働くはず。

 首位・巨人とは4試合の対戦を残しているが、全てが甲子園開催。台風10号の影響で31日以降の開催は微妙だが、9月16日のヤクルト戦までの15試合中、12試合が甲子園。この間にどれだけ上位との差を詰め、追いすがる4位のDeNAを引き離すことができるか。逆に、ここで差を広げられてしまうことがあれば、逆転優勝の可能性はどんどん低くなってくる。

 この先の日程を見ると、現時点では7連戦と6連戦が1度ずつ。ここからはこれまでの実績よりも、調子がいいもん順で起用していくことも大事になってくるのではないか。

 前半戦から頑張ってきた中継ぎ陣にこれ以上を求めるのは酷だが、代わりが利かない立場だけに、もうひと踏ん張りに期待するしかない。それだけに、前半戦は投手陣に助けられる試合が多かった打撃陣が序盤から1点でも多く得点を重ね、勝ちパターンの投手を起用しなくてもいい試合展開を作ってもらいたい。

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