阪神・岡田監督 甲子園で会心逆転星「すごく大きい」 初回才木にヒヤヒヤ「よく2点で収まった」

 才木(右)に笑顔で声をかける岡田監督
 勝利投手の才木(左)に笑顔で語りかける岡田監督(撮影・中田匡峻)
 初回から先発の才木が巨人打線に打ち込まれ、ベンチで渋い表情の岡田監督(撮影・中田匡峻)
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 「阪神4-2巨人」(31日、甲子園球場)

 阪神は大きな1勝を手にした。1日以来30日ぶりに帰ってきた甲子園で劇的勝利を収め、岡田監督は「やっぱり劣勢の中でね、逆転勝ちしたいうのはね、すごく大きいと思う」と美酒の味に浸った。

 初回は先発の才木が1死から5連打を浴び、2失点を喫した。勝ち頭が波乱の幕開けを演じ「どうなるかと思ったけど、よく2点で収まった」と苦笑いを浮かべた。

 その後、立ち直った右腕の粘りに打線が応えた。佐藤輝の逆転3ランなど、死球を挟んだ5連打で試合をひっくり返した。5月にノーヒットノーランを食らった宿敵を降板に追い込み「ノーヒットノーランやられたり、そら、いろいろあるけど、抑えられたりばっかりじゃしょうがないし、打ち返さなあかんわけやから」とうなずいた。

 最後は石井、桐敷、岩崎の救援陣が試合を締めくくり「最終的にゼロで抑えるいうことが仕事やから」とねぎらった。

 長期ロードは2年ぶりに負け越したが、本当の勝負は「甲子園に帰ってから」と力説してきた。聖地帰還の初戦を白星で飾り、「今日の勝ち負けいうのはものすごい大きい」と繰り返した。ただの1勝ではなく、逆転連覇への序章となるかもしれない。

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