阪神・高橋遥人「投げられない時とかに聴いたら、今の自分はこんな感じだなと」 苦しいリハビリを支えた「決意の朝に」

 「阪神4-1中日」(3日、甲子園球場)

 阪神・高橋が21年11月6日のCSファーストS・巨人戦以来、1032日ぶりとなる甲子園1軍登板でチームを勝利へ導いた。復帰後最長となる七回を投げきって3安打無失点。試合前防御率0点台の中日・高橋宏との“高橋対決”を制して、自身3連勝を飾った。

  ◇  ◇

 甲子園に「決意の朝に」が響き渡った。「♪どうせならもう ヘタクソな夢を描いていこうよ…」。高橋の苦しいリハビリを支えた5人組バンド、Aqua Timezの一曲だった。「マウンドに立った時に聴けるようにしたいなって」。復帰戦の京セラドームでも流れたが、聖地で聴くことが一つの目標だった。

 先が見えない日々もあった。悔しさから逃げる時もあった。「練習とか投げられない時とかに聴いたら、今の自分はこんな感じだなと思ったりしたんで」。背中を押してくれる歌詞が突き動かしてくれた。

 「歌詞がストレートすぎて、ちょっと恥ずかしくて。前は練習中にかけてたんですけど、今は恥ずかしいんでかけられてないんです」

 遥人らしく、笑って言った。何かの縁か、Aqua Timezも今年から1年限定で6年ぶりに復帰。「歌番組で歌ってましたよね」。しっかり見ていた。勇気をくれた曲とともに、これからも夢を描いていく。(デイリースポーツ阪神担当・今西大翔)

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