元阪神で「ミスタータイガース」と呼ばれた掛布雅之氏が８月２６日にＮＨＫ　ＢＳで放送された「球辞苑」にゲスト出演。ファンの「応援」について語った。

　１０年目を迎えた「球辞苑」。今回は『ファン投票スペシャル　ｉｎ　大阪』で、大阪での初の公開収録の模様が放送された。

　ファン投票では人気の高いテーマ「応援」について、掛布氏は「我々の時代のような、１人の選手を攻撃したり、は（なくなった）」と変化を実感。「僕、１回、バッターボックスに入った時に、ボイコットされたことあるんですよ、応援を」と明かした。

　編集長代行（司会）のナイツ・塙宣之が「えっ？！」と驚くと、掛布氏は「シーン、っていう。あれはつらかったですね」。さらに「ネット越しに１０円玉とか５円玉を選手に向かってぶっつけてきたり。そしたら隣の平田（勝男＝現・阪神ヘッドコーチ）がですね、『掛布さん、本当にグラウンドにお金が落ちています（笑）』。平田らしいでしょ」と笑った。

　これには塙も「救われますね」と相づちをうち、「救われます、本当に」と話すと、元ロッテ・里崎智也氏が「ハハハッ！」と爆笑。塙は「今の時代はネットで叩かれますけど、当時のは、本当のネットから叩かれてたんですね（笑）。すごいですね、ムチャクチャですよ」と反応し、会場は笑いが起こっていた。