阪神・井上 3戦連続“先発撃ち”止まらない快音「高めを意識して」大野から二塁打で好機拡大
「阪神2-1中日」(5日、甲子園球場)
絶好調の阪神・井上広大外野手がスタメン3試合連続となる“先発撃ち”だ。三回の先制後、打ちあぐねていた大野を五回に仕留めた。
五回2死一塁。「打ってる人は結構高めのゾーンを打ててたので、そこは意識して」と3球目の浮いたツーシームを一振り。左翼線への痛烈な当たりで二、三塁とし、チャンスを広げた。
二回1死一塁は低めのツーシームを初球で捉えた。左飛に打ち取られたが「そんなに嫌じゃない」と手応え。三回2死一、三塁ではさらに低めのツーシームで遊ゴロに倒れていた。2打席目までの自身の打席とチームの打席内容を分析し、結果につなげた。
昇格後初スタメンだった8月28日・DeNA戦では東からプロ1号、前夜は小笠原から甲子園初アーチとなる2号2ランを放つなど、快音が止まらない。「結果はもちろん大事ですけど、結果までの過程だったり、そのボールが前に飛ぶまでに自分がどれだけ勝負できてるかが大事になってくる」。残り19試合、戦力として打ち続ける。