阪神・岡田監督、敗戦に淡々も「上の2つ負けてるの分かっての試合、複雑やな」午後5時開始に首傾げる「6時からゲームしとったら勝ってたよな」
「ヤクルト5-3阪神」(8日、神宮球場)
阪神がヤクルトに敗れて、連勝は「5」でストップ。上位2球団とのゲーム差を詰めることはできなかった。デーゲームで首位の巨人が4位のDeNAに大敗。2位の広島も中日に敗れた。上位2球団との差を縮められるチャンスだったが、痛い敗戦となったが、試合後、岡田監督は「ホームランはもうどうしようもないわ。2点ならこの球場なら全然大丈夫やのに、お前。防ぎようがないもんな、ホームランは。2点でな、踏ん張ってたらな、おーん。絶対チャンスあったけどな」と、淡々と振り返った。
岡留、富田のリリーフ陣が踏ん張っていただけに「抑えとったからな。余計やんか。6時からゲームしとったら勝ってたよな。3-0やったな。なんで5時やったんやろ」とぼやきつつ「上の2つ負けてるの分かっての試合やったからな、なんか複雑やな」と語った。甲子園での仕切り直しへ「そらそうや。そんな全部勝たれへんて」と、前を向いた。
先発の西勇が序盤からつかまった。二回に先頭のオスナに二塁打を許すと、1死三塁から山田に先制2ランを浴びた。三回は1死から長岡の平凡な飛球を佐藤輝が落球。頭に当てる珍プレーとなり、その後は2死一、二塁とピンチが広がった。ここで沢井にプロ初本塁打の3ランを食らい、5回5失点で降板した。
打線は四回1死一塁から森下が2ランを放ち、反撃を開始。ただ、六回は1死一、二塁で森下が遊飛に倒れ、4番の大山も中飛に抑えられた。八回は無死一、二塁で近本が一ゴロ。中野の三ゴロ間に1点は返したが、森下が右飛に仕留められた。