阪神・青柳復活星の“原動力”とは 2軍では若虎の“駆け込み寺”に

 「阪神7-2DeNA」(10日、甲子園球場)

 阪神の青柳晃洋投手(30)が9日、5月17日・ヤクルト戦以来の甲子園登板を5回4安打2失点と粘投。4月19日・中日戦(甲子園)以来、144日ぶりの今季2勝目をマークした。

  ◇  ◇

 2軍ではアドバイスを求める若虎にとっての、“駆け込み寺”にもなった。「僕はコーチじゃないので」と自覚した上で、練習終わりにグラウンドの脇で若手と30分以上話し込んだり、キャッチボール相手に気になったポイントを伝えることもあった。ドミニカ共和国出身の育成コンビとも、「野球がうまくなろうとして来てるわけだから。日本とあっちの空振りを取れるゾーンの違いを教えたり」と積極的に対話。逆に2人から教わった故郷のラム酒を、ネットで取り寄せてプレゼントし絆を深めた。

 「ファームには、もったいないなと思う選手がめちゃくちゃいる。やる気があってもったいない選手が聞いてきたら、僕が持ってるものは全部あげられるくらい話したい」とチームの底上げに尽力を惜しまない。「僕は劣等生。ドラフト下位で、底辺からある程度成績を残せるようになった過程があって、いろんな経験してますし。当たり前にできている人には分からないような視点もあると思う」。青柳が持つ苦境からはい上がる力が、復活星へつながった。(デイリースポーツ・丸尾 匠)

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