ゲラの痛恨失投で惜敗の岡田阪神「リリーフ陣の1球の重みを象徴する一戦」谷佳知氏の視点

 8回、桑原に勝ち越しソロを許すゲラ(撮影・山口登)
 8回、桑原の勝ち越しソロに厳しい表情を見せる岡田監督(撮影・山口登)
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 「阪神3-4DeNA」(11日、甲子園球場)

 岡田阪神は接戦を落とし、4位・DeNAに2ゲーム差に迫られた。巨人、オリックスで活躍したデイリースポーツ評論家の谷佳知氏は「阪神にとっては勝ち切らないといけないゲームだった」とした上で、決勝本塁打を浴びたゲラに触れ、「優勝争いの佳境はリリーフ投手の1球の重みが増す。それを象徴する一戦になった」と指摘した。

 3-3の同点で迎えた八回、この回から登板したゲラは桑原への初球を左越えに運ばれた。谷氏は「結果的にこれが決勝点となってしまった以上、初球を本塁打されてしまったことは不用意だったと言わざるを得ない」とし、「ゲラは直球も、カットボールもいい。持っているボールの質はいいだけに、もう少し慎重に入ることができなかったか。打線がなんとか六回に追い付き、同点のままゲームを進められていれば十分に勝機はあった。それだけにあの1球は悔やまれる」と語った。

 「優勝争いの佳境では、リリーフ投手の1球の重みが増す。残り試合が少ない9月は取り返しがつかない1球、1敗になってくる」と谷氏。残り14試合に向けて、「追う立場の阪神は勝ち続けていくしかない。リリーフ陣にとってこれまで以上に大きなプレッシャーを背負った中での登板となるが、それをはねのけていってほしい。まだまだ逆転優勝の可能性はある」と期待を寄せた。

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