阪神・大山 さすが得点圏打率トップ!初回同点打 三回痛恨犠打野選もバットは絶好調

 「阪神3-4DeNA」(11日、甲子園球場)

 敗戦から約20分が経過。ほとんどの選手が引き揚げた後、阪神・大山は一人で、ゆっくりとした足取りでクラブハウスへ向かった。「まずは明日です。自分たちがしっかりやるだけなんで。明日しっかりやります」。接戦を落とした事実は重いが、主砲に引きずる様子はない。目の前の試合を勝ちきることに集中する重要性を説いた。

 プレーでも思いを体現した。1点を先制された直後の初回2死二塁。ジャクソンの高めへの154キロに詰まりながらも右中間へ落とした。同点の右前適時打。立ち上がりの嫌なムードを一振りで変えた。

 同点の三回無死一塁の守備ではジャクソンのバントを処理した後、ボールを握りきれなかったのか、二塁へのワンバウンド送球が三塁方向にそれた。野選となって2失点につながってしまう。

 それでもプレーで取り返した。森下のソロで1点差に迫った直後の六回無死。高いバウンドの三ゴロを全力疾走で内野安打とした。さらに佐藤輝の左前打で二塁も蹴った。三遊間が広く空いており、打球が左中間方向へ転がったことを見逃さずに三塁を陥れる好走塁だった。坂本のセーフティースクイズでも好スタートで同点の生還。バット以外でも貢献した。

 9月は絶好調の森下が目立っているが、大山も9試合で35打数15安打、打率・429、1本塁打、7打点。4番も逆転優勝へのカギを握っている。

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