阪神が秋山拓巳投手の現役引退を発表「寂しいっすけど、今年は最後まで今まで通り頑張ろうかな」練習前にあいさつ 今季1軍登板なし

 阪神が13日、秋山拓巳投手(33)の今季限りの引退を発表した。近日中に引退発表会見に臨む。秋山は今季1軍登板はなく、ウエスタン・リーグ17試合に登板し3勝5敗で防御率4・62だった。

 この日の練習前にはコーチらと談笑する姿もあり、投手ミーティングでは全員の前であいさつ。その後は普段と変わる様子なく、アップやキャッチボールやノックなどなど通常メニューをこなし「寂しいっすけど、今年は最後まで今まで通り頑張ろうかな」と話した。

 決断した理由については「開幕前から今年ダメだったらっていう気持ちでやってたんで、膝の状態も良くなりそうにないしっていうのが一番ですかね」とした。今後は残り2回1/3に迫るウエスタン通算1000投球回達成のために、2度の2軍戦登板を予定している。

 香川県丸亀市出身の秋山は愛媛・西条高では2009年春夏連続で甲子園に出場した。同年ドラフト4位で阪神入団。ドラフト会議当日は上位指名でなく悔し涙を流したが、1年目の10年に4勝(3敗)を挙げた。その後は伸び悩んだが8年目の17年に自身初の2桁12勝(6敗)。20、21年にも2年連続で2桁勝利した。通算134試合に登板し、49勝44敗、防御率3・66。

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