阪神2軍 高卒2年目の茨木がプロ初完投勝利 和田2軍監督「完投できたのは自信を持って」

 「ウエスタン、阪神16-3くふうハヤテ」(13日、鳴尾浜球場)

 阪神は先発の茨木が9回9安打3失点とプロ初完投。打線も奮起し18安打16得点と大勝した。

 茨木は初回からこの日最速の146キロを記録するなど上々の立ち上がりを見せた。四回と九回に失点したもののペースを崩すことなく投げきり無死四球。

 打線は初回に無死で打者一巡するなどつながり10安打9得点。中川が3安打1打点と連日の活躍で打率を・336まで引き上げた。

 小幡は「2番・遊撃」で実戦復帰後、初スタメン。1四球、一ゴロで2打席に立ち、一度の守備機会だった遊ゴロも難なく処理。三回の打席で代打がコールされてベンチへ下がった。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -茨木がプロ初完投。

 「立ち上がりが課題の投手というところで、本人も十分承知しているところで、今日は初回からかなり飛ばしていったよね。いつもよりもガンが出ていたし、そこを乗り越えると結構、スッといく投手なので、まず課題の一つだよね。今日に関しては克服できた。立ち上がりというところは毎回あるから、今日だけ良ければ(いい)というところではないけど、やっぱり本人も変化をつけないといつも通り終わってしまうというところで、今日は本当に、最初から飛ばしていったけど最後まで投げられたという、非常に大きい。抑えたこともそうだし、スタミナ面でもね、100球を超えて9回完投というところでね、今までのマックスを超える球数とイニングというところで投げ切れたのでね。最後はちょっとバテたけど、この暑さと球数もありながら完投できたというのは自信を持ってくれたらいいのでね。その中であとはやっぱり、今日もそうなんだけど、走者が出てからの球速というところが4,5キロ落ちるところがあったし、そこら辺のところは、セットになったときの球の走りというところはね、引き続き課題としてやっていってほしいね」

 -無四球だったことも評価できる。

 「それも大きいよね。だから(体力が)持ったというかね、四球が絡んでくるとたぶん九回まで持たなかったと思うし、向こうが積極的に打ってきたというのもあるけど、そこは明らかにファーストストライクからきていたから、細心の注意を払いながら投球できたので、それは良かったんじゃないかな」

 -逆に打線が相手の立ち上がりを攻めることができた。

 「ファーストスイングから打ち損じをすることなくね。今日は、だけど、いけたので、非常につながりのある攻撃が、今日はできたね」

 -その中でも中川が3安打。

 「今日だとね、(井上)広大と(小野寺)暖がこっちに調整に来てたんで、それがなければもうほんとにクリーンアップ打たすぐらいの状態ではあるんで。それをマスクかぶった時でもしっかり打席で集中力を持ってやれてるんで。毎回言うけど、やっぱり中川は打てるキャッチャーを目指さないといけないと思うんでね。やっぱりどの打席も大事になってくるから。今日もしっかり好調を維持して、集中してやってくれてたね」

 -明日の先発は。

 「及川」

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