阪神・高橋は復帰後4戦4勝となる4勝目の権利を持って降板 六回に失点も交代時にはスタンドから万雷の拍手

 「阪神-広島」(13日、甲子園球場)

 阪神先発の高橋が5回2/3を3失点で、復帰後4戦4勝となる4勝目の権利を持って降板した。

 今季ここまで広島との対戦成績は2試合で2勝、防御率0・82。抜群の相性を誇っていたが、初回先頭の秋山の右翼線二塁打をきっかけに1死三塁とされ、小園の三ゴロの間に先制点を奪われた。

 それでも打線が二回に同点とし、四回に勝ち越すと、五回までは2安打投球を見せた。

 しかし、5-1で迎えた六回に乱れた。先頭の代打・上本に死球。秋山の二遊間へのゴロを二塁・中野が逆シングルでスライディングキャッチし、二塁へグラブトスしたが、高く浮いてジャンプした木浪も捕球できずに無死一、二塁となった(記録は安打)。

 さらに矢野の5球目に暴投でそれぞれ打者が進塁し、矢野には四球で無死満塁とされた。

 続く小園は浅い中飛で1死を奪ったが、堂林には左前適時打を許す。さらに坂倉の左翼ファウルグラウンドへの飛球が犠飛となり、5-3となって交代を告げられた。

 ただ、交代を告げられてもマウンドに残って2番手・石井の到着を待った。声をかけてマウンドを駆け降りると、スタンドからは大きな拍手がわいた。

 その後、石井が末包を見逃し三振に仕留めて、高橋が勝ち投手の権利を得た。

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