阪神・桐敷 秋山に感謝の0封「言葉に言い表せない」イニングまたぎも平然 指揮官「勝ちにいっただけ」
「阪神7-3広島」(13日、甲子園球場)
阪神・桐敷拓馬投手が七、八回の2イニングをまたぎ、無失点に封じ込めた。3点リードの七回、今季62試合目のマウンドに上がると、3人をわずか9球で片付けた。八回は1死から矢野に中前打を許したが、小園を空振り三振、堂林を遊直に仕留めた。
7月15日・巨人戦(東京ド)以来となるイニングまたぎにも「ゼロ(点)でいけたので良かった。去年からもやっていることなので、いつも通り投げられた」と平然と振り返った。終盤のマウンドを左腕に託した岡田監督は「狙いもクソも、勝ちにいっただけ。予定通りや」と絶大な信頼を寄せた。
この日は通算49勝を挙げた秋山の現役引退が発表された。新人時代から薫陶を受けたという桐敷は「言葉に言い表せない。貴重な時間を過ごさせてもらった。感謝の気持ちでいっぱいです」と頭を下げ、勝負の終盤戦へ決意を新たにした。