阪神 森下翔太に2試合連続の死球 甲子園のスタンドがざわつく 島内の抜けたストレートが右肘付近に直撃 打線奮起しサヨナラ勝ち!
「阪神4-3広島」(14日、甲子園球場)
3点を追う七回に阪神・森下翔太外野手が右肘付近に死球を受けた。直後、甲子園のスタンドがざわつく異様な雰囲気となった。
七回先頭の第3打席。島内のストレートがシュート回転してインサイドに抜け、森下の右肘付近に当たった。直後、痛みをこらえるように打席で飛び跳ねながら表情をゆがめた森下。これで2試合連続の死球となった。
13日の試合では六回に中崎の直球が左肩付近に直撃。あわや頭部死球の危ないボールだった。続く七回の打席では左翼へ4戦連発となる一発を放ち「怖くないかって言ったらそんなことはないけど、踏み込んでいかないと打てないので。もう1球当てられてもいいくらい踏み込んで、という気持ちだった」と明かしていた。
これで打線が奮起したのか、1死後、佐藤輝の右前打、代打・前川の四球で満塁の好機を作って島内をKO。代わった森浦から梅野の押し出し四球、敵失、代打・原口のタイムリーなどで試合を振り出しに戻した。
九回には連続四死球から好機を作り、最後は2死二、三塁から中野が中前適時打を放って今季7度目のサヨナラ勝ち。連勝で貯金を今季最多タイの7とし、ナイターの巨人戦次第では2ゲーム差に接近する価値ある1勝を手にした。
岡田監督は「デッドボールは痛いけどね、それが点につながったんじゃないかな」と試合後に明かした。「きょうは勝たせてもらったような展開。反省するところはあるけど、そういうところを無くしていければね、もう少し楽にいけるんじゃないですかね」と語っていた。