阪神・ゲラ 51試合目の来日初星「少年のような心ではしゃげた」 前回登板の痛恨被弾も乗り越えた

 「阪神4-3広島」(14日、甲子園球場)

 いつも寡黙な阪神のハビー・ゲラ投手(28)が無邪気に喜んだ。「少年のような心ではしゃげたので良かったね」。今季51試合目。サヨナラ勝ちでうれしい来日初白星だ。

 3-3の九回、先頭・末包の左前打から1死二塁のピンチを招いた。続く二俣は158キロで空振り三振に斬ったが、秋山の打席でボークを犯し、三塁まで進塁を許してしまう。それでも動揺はなかった。160キロで遊ゴロに打ち取り、劇的勝利への流れを呼び込んだ。

 「ヒット、バント、ボークといろいろあってサードまで行かれたけど、とにかく集中していた。三つのアウトを取ることができて良かったよ」

 11日・DeNA戦では桑原に決勝ソロを浴びて4敗目を喫した。「前回は前回。関係ない」。気持ちは切り替わっていた。し烈なV争いの中、ブルペンには頼もしい助っ人が控えている。

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