阪神・岡田監督 リクエストの不運も「あれしかし、アウトか?」「しょうがない、そんなんなあ」乗り越え3連勝&貯金10【一問一答】

 7回、大山の生還がリプレー検証でアウトになりベンチの岡田監督(右)は厳しい表情を見せる(撮影・山口登)
 7回、前川の右前打で本塁を突くもタッチアウトになる大山(撮影・立川洋一郎)
 3回、近本の二盗アウト判定にリクエストを出すも判定が覆らず驚きの表情を見せる(左から)平田ヘッドコーチ、岡田監督、水口コーチ(撮影・中田匡峻)
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 「阪神2-1ヤクルト」(15日、甲子園球場)

 3連勝で今季初めて貯金を「10」の大台に乗せた。1点リードの七回に前川の右前打で大山が生還したかに思われた場面がリクエストで判定が覆えった。追加点が幻となる中、リリーフ陣が踏ん張っての価値ある1勝。指揮官は「あれしかし、アウトか?」と心境を明かし、「しょうがない、そんなんなあ」と語った。

 以下、岡田監督との一問一答。

 -最終回、満塁のピンチをよくしのいだ。

 「ねえ、ツーアウトになってね。まあ、0点でよかったいうことでしょうね」

 -ビーズリーは6回1失点、9三振。

 「もう1イニングというのがあったので。5回で、打席まわったんだけど、球数とかあって、中軸だったんですけど、あそこはもう1イニング頑張ってくれということで。あそこまで投げてくれたら十分ですね」

 -8勝目。頼もしい存在。

 「一番ね、中6とかそういう間隔でやってないんだけど、ね。うまく調整してね、投げてくれますね」

 -石井は内野ゴロ3つ、さすが。

 「ああ、そうですね。とにかくこれからはイニングを0点で抑えていくことが大事と思うので」

 -そういう意味では桐敷、ゲラはランナー貯めても無失点。

 「そういうことです」

 -佐藤輝の本塁打をどう評価するか。

 「評価っていうか、まあいい当たりで、あれぐらいのライナーだったから風も関係ないし。初回が嫌な三者凡退だったので、先制もされたし、そういう意味では早いイニングで追いついたのは大きかったですね」

 -前川も浜風がある中でライトスタンドへ。

 「打った瞬間ね…これはいったなと思ったですけどね。もうホントいい当たりやったですね」

 -明日は大竹

 「いやいや、もう、いけるとこまで、何とか最少失点でね、いってくれれば、もう明日最後なんでね、7連戦も、雨あったですけど、後ろのピッチャーも、今日岩崎も休めたんで、どんどんね、つぎ込んでいきたいと思いますけどね」

 (囲み取材へ移り)

 -リクエストがあって嫌な雰囲気に。

 「あれしかし、アウトか?二つともなあ、あれお客さんも見てるからなあ」

 -桐敷はリクエストあっていやな流れのあとに抑えた。

 「まあなあ、アウト…。アウト、セーフ言うた審判が行かれへんから、おーん。しょうがない、そんななあ」

 -桐敷はその後のピンチを抑えた。

 「いや、あんなん、ピンチでもないやろ。ちょっと聞きに行かして、俺サンタナ歩かせて村上勝負するんかなと思っとったけどな」

 -あそこは本人たちに。

 「いや、そら、サンタナ勝負やったけどな、サンタナ勝負します言うてたけど。まあ別にな、一塁空いてたから。まあなあ、2アウトやから、1人アウトにすればいいんやから」

 -リリーフ陣も緊張感が高まる中で奮闘。

 「いや、そら高まるよ。そんなの当たり前のことやんか。ゲーム展開もこんなゲーム展開やしな。時期も時期やし、そら緊張するのは当たり前や」

 -前川は調子が上がってきたからスタメンに戻したが。

 「そうそうそう。3本打ってなあ、だいぶよおなってきたからな。あんまり左で崩したくなかったからな。せっかく調子上がってきたのもあったから」

 -数日前に直接アドバイスも。

 「ああ、あれはちょっと一番悪い時やで、本当に。バットが出ない時やったからな。まあ、練習でだいぶなあ、いい感じになってきたからな。やっぱ試合出たくてウズウズしてたんちゃう?ちょっと空いてたから。まあ、いい結果出たよ、本当なあ」

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